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  • 71.言語の相


言語を論ず

・言葉が貴い者は自ずと貴い(≒地位が高い)。もし、下賤な者ならば、最後には人の上に立つ事がある。
 
・言葉が賤しい者は自ずと賤しい。言葉が早い者は心が早い。言葉が豊かな者は気(≒心)が豊かで丈夫である。
 
・言葉が腹の底から出るような者は心に毒がない。言葉が口先から出るような者は知恵が鼻頭にある(知恵が浅い)。
 
・女のような言葉を使う男は心に器量がなく、発展しない。
 
・言葉は心身の貴賤を判断する。下丹田(≒腹の底)から出るような言葉は、天地の音声(おんじょう)に応じる(≒適う)。